タイヤサイズの見方
ハスラーのタイヤサイズをインチダウンした例を紹介しましたが、タイヤサイズって意味がよく分からないですよね。私も調べるまでは分かりませんでした。
インチダウンしても大丈夫!と言われても、理屈がよく分かっていないと不安になると思うので、タイヤサイズの見方を紹介します。
ハスラー純正タイヤサイズの165/60R15で説明します。
タイヤ幅
165/60R15
まず先頭の数字はタイヤの幅(mm)を表しています。ハスラーのタイヤの幅は165mmあることが分かります。
扁平率
165/60R15
次に2桁の数字は扁平率(%)と言って、タイヤの断面幅に対する断面高の比率を数値で表したものです。この数字が小さいほどゴムのタイヤ部分が薄く、大きいほど厚くなります。
ご参考:https://www.goodyear.co.jp/knowledge/flattening.html
タイヤ構造
165/60R15
アルファベットのRはタイヤの構造がラジアル構造であることを表しています。ほかにはバイアス構造がありますが、現在販売されているタイヤのほとんどがラジアルなので、特に気にしなくても良いです。
インチサイズ
165/60R15
ようやくきましたインチサイズ。最後の2桁がホイールのインチサイズを表しています。勘違いしそうですが、タイヤのインチサイズではなく、ホイールの直径(リム径)を示しています。
インチダウンする場合のサイズの見方
タイヤサイズの見方は上述の通りですが、ではインチダウンするときにどう考えたら良いかという説明をしたいと思います。
まずタイヤの幅は変更してはいけません。車体からタイヤがはみでると道路交通法違反になりますので、ハスラーの場合は165が必須です。
タイヤの構造はバイアス構造は古い規格なので、ラジアルタイヤを選びましょう。とはいっても基本的にラジアルタイヤしかない。
インチダウンする場合、15インチを14インチ、または13インチにしますが、その時にタイヤの外径が変わらないようにしないといけません。例えば165/60R14にすると、タイヤの外径が165/60R15よりも小さくなりますので、メーターなどに誤差がでます。よって、インチダウンする場合は扁平率を上げる(タイヤを厚く)することで、外径ができるだけ変わらないようにします。
165/65R14なら、165/60R15と比べて外径が9mm小さくなる計算になります。これなら法律的にも問題なく、メーターの誤差も気になりません。
ディーラーに確認してみた
ハスラーをインチダウン(165/60R15→165/65R14)した場合、車検とか点検が通るのか気になりますよね。なのでスズキアリーナで聞いてみました。
結論から言うと、「特に問題なし」です。要点は以下の通り。
165/65R14なら誤差範囲で、法令で定められている範囲なので車検は通る。
安全点検も問題無い。
若干スピード検知に差がでるので、安全装置の精度が悪くなるかもしれない。
ハスラーは自動ブレーキ装置がありますが、インチダウンするとスピードメーターに若干の誤差がでるため、精度が悪くなるかもとのこと。ディーラーとしては安全に関わることですから、保証外のように言わざるを得ないでしょう。とは言っても微々たる差ですし、作動すると思います。この点がどうしても気になる人は純正サイズにするしかないですね。
まとめ
ハスラーのインチダウンは165/65R14がオススメです。
14インチは一般的に多く普及しているので、純正サイズの15インチより圧倒的にコストパフォーマンスが良いです。スタッドレスなどでタイヤ交換を考えている人はぜひご参考ください。
余談ですが、ハスラーの後部座席のアレンジの自由度は素晴らしいです。タイヤ交換したあと持って帰るのがすごく楽。
余談ですがYoutubeで猫の動画をアップしています。1つの動画は2分以内が多いので、ちらっとでも見てもらえると嬉しいです。