ありがとうございます。Udokkoです。
写真を撮ると白飛びすることありませんか?私はあります。特に天気の良い空を入れると、被写体と比べて空が明るいため、空の部分が真っ白になることがよくあります。
でも大丈夫。その写真、RAWで撮ったならLightroomで救えるかもしれません。というわけで、今回はLightroomでハイライトを調整し、白飛びした写真を救う方法をシェアさせていただきたいと思います。
ハイライトで白飛びした写真を救う方法
まず前提条件はこちらです。
・RAW現像ソフト:Adobe Lightroom Classic(PC版)
・Version:11.5
・OS:Windows10
・機材:カメラ SONY α7Rii、レンズ SEL2470Z
そして救いたい写真はこちら。
屋根に露出があっているので、空がほぼ真っ白になっています。肉眼では青いきれいな空でした。
それでは早速修正していきます。方法は簡単で、ハイライトの数値を下げるだけです。今回は最小の-100までハイライトを下げました。
するとどうでしょう。真っ白だった空が、青空になりました。さらに右下には屋根があることが分かるようになりました。RAWデータの中にはこんなに豊かな情報量が含まれています。
もっと青空が見えるように、さらにもうひと手間かけてみます。露光量を少し下げて、シャドーを上げます。今回は露光量を-1.00、シャドウを+70にしてみました。
露光量を下げて、空の暗部の情報を引き出します。ただそうすると屋根が暗くなってしまうので、シャドウの数値を上げて暗くなった部分を明るくして調整します。
どうでしょうか。空は肉眼で見たような青さになり、右下奥の屋根もディテールがでてきました。
それではBeforeAfterで確認してみましょう。
パラメーターをいじりすぎると、ディテールがつぶれたり、なんだか気味の悪い写真になって破綻してしまう可能性もあるので、今回のはあくまでも一例です。最適な調整値はそれぞれ違うと思うので、ぜひ試してみてください。
あとがき
写真に正解はなく、白飛びした写真が悪いとは限りません。とはいえ撮った写真が自分の思っているのと違う場合は、ハイライトを調整すれば自分の思い描く写真に近づけることができるかもしれません。
デジタルカメラの良いところは、データをうまく処理すればなんとかなるというところ。
Lightroomでレタッチする方法を覚えると、活きるデータが増えると思いますので、ぜひ一度お試しください。
なお、jpegだと特に白飛び、黒つぶれは取り戻せない(修正が効かない)可能性が高くなるので、RAWで撮っておくのがおススメです。
以上、Lightroomでハイライトを調整し、白飛びした写真を救う方法でした。
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