ありがとうございます。Udokkoです。
Adobe LightroomのAIノイズ除去が便利すぎて多用しているんですが、なにやら急にPCのSSDの空き容量が減っているのに気づきました。思い当たるのはLightroomのAIノイズ除去しかないのでRAWデータを入れているフォルダを確認しました。
ちょっと目を疑ったのがこちらのフォルダ。
1つのDNGデータで80MB越えだと・・・
結構な量のDNGファイルなので、このフォルダだけで40GBを越えていました。恐るべしAIノイズ除去。とはいえデータ量が大きかろうが便利なので使い続けますが、興味がわいたのでちょっと検証してみました。
LightroomのAIノイズ除去で生成されるDNGファイル
そもそもLightroomのAIノイズ除去とは何ぞやというのはこちらをご参照ください。
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マイクロフォーサーズの強い味方だ。LightroomのAIノイズ除去。
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ざっくり言うとLightroomに最近追加された機能で、AIでノイズをきれいに除去してくれるという神機能です。RAWデータのノイズを除去するだけではなく、新しいRAWデータとしてDNGファイルが生成されます。
さて問題のデータ量ですが、カメラはOLYMPUSのOMD E-M5 MarkⅢのRAWデータをAIノイズ除去してみると、もともと20MBが80MBになりました。おおよそ4倍。ちょっと多すぎですね。しかし逆にそれが好奇心をくすぐってきたので、データ量がどうなるのか簡単な検証をしてみました。
LightroomのAIノイズ除去で生成されるDNGファイルのデータ量を検証してみた
まずほかのRAWデータでも同様に、データ量が4倍になるのか検証してみました。カメラはSONYのα7Riiです。高画素機なのでRAWデータは42MBになります。
こちらの写真のRAWデータをAIノイズ除去すると、DNGファイルは約17MBでやはりおよそ4倍になっています。
LightroomのAIノイズ除去で生成されるDNGファイルのデータ量をさらに検証してみた
さらにノイズ除去の適用量について検証してみました。
AIノイズ除去はそのノイズ除去率(適用量)を1~100まで変更できます。そこで25、50、75、100と振ってデータ量を確認してみました。その結果が以下の通りです。
結果を表にまとめました。
適用量 | データ量 | 倍率 |
---|---|---|
0 | 42,176 | - |
25 | 187,222 | 4.43 |
50 | 173,555 | 4.12 |
75 | 156,261 | 3.70 |
100 | 128,326 | 3.04 |
興味深い結果ですね。適用量が低いほどデータ量が多くなる傾向があります。適用量が大きくなるほどデータ量は増えるかと思いましたが、そうではないようです。ノイズ自体もデータに反映されるため、ノイズが少ない適用量100はデータ量が少なくなるのかなと想像します。
LightroomのAIノイズ除去はデータ量に注意
ちょっと気になったので検証してみましたが、LightroomのAIノイズ除去で生成されるDNGファイルは3~4倍のデータになるようです。高画素機だと元のデータ大きいので、ストレージがかなり圧迫されますね。
とはいえかなり便利な機能なので、ストレージが圧迫されないように注意しながら使えば良いだけかなと思います。
以上、LightroomのAIノイズ除去で生成されるDNGファイルは重すぎる話でした。