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GRⅢxで子どもの撮影はできるのか試してみた

GRⅢxで子どもの撮影はできるのか試してみた




ありがとうございます。Udokkoです。



GRⅢxは小さくて写りが一眼並みに良いコンデジで、サッと持ち出してスナップするにはとても良いカメラだと思います。小さくて軽いカメラは荷物が多くなる子育て世代にはとてもありがたい物。GRで子どもの撮影ができたらなんと良いことでしょうか。というわけで、4歳の息子とお散歩に行ったときに、GRⅢxで子どもの写真を撮ってみました。GRⅢxのAF性能はどこまで子供の撮影に使えるのかを中心に、感想をシェアしたいと思います。ご参考になれば幸いです。結論から申し上げますと、子どもも十分撮れます。


GRⅢxの主なスペック



GRⅢxの主なスペックはこちらです。

レンズ5群7枚(非球面レンズ2枚)
焦点距離・F値26.1mm (35ミリ判換算で約40mm相当)、F2.8~F16
撮像素子原色フィルター/CMOS、サイズ:23.5mm×15.6mm(APS-C)
有効画素数約2424万画素
手ぶれ補正撮像素子シフト方式 (Shake Reduction)(3軸補正)
フォーカスタイプ像面位相差検出およびコントラスト検出によるハイブリッド方式
顔/瞳検出有り
撮影距離範囲(レンズ先端から)標準:約0.2m~∞、マクロモード:約0.12m~0.24m
クロップ50mm、71mm、オフ
画像モニター3.0型TFTカラーLCD (アスペクト比3:2)、約103.7万ドット、広視野角タイプ、エアギャップレス強化ガラス
電池寿命撮影可能枚数:約200枚
外形寸法約109.4(幅)×61.9(高)×35.2(厚)mm(操作部材、突起部を除く)
質量約262g(バッテリー、SDメモリーカード含む)、約232g(本体のみ)
公式HPより引用 https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/gr-3/spec/




スペックだけでは伝わりにくいかもしれませんが、GRⅢxはいつでも気軽に持ち出せる高画質カメラです。何気ない日常を切り取るには最適解かもしれません。


息子とお散歩途中の1枚。何気ない瞬間も撮れます。




GRⅢxのAF性能について




AFには像面位相差とコントラストによるハイブリッド方式です。AFはジー、ジジッっという感じで、昔なつかしい挙動です。AF性能が高いとはいいがたいですが、総評すると普通に使えるレベルです。


顔検出はもちろん、瞳AFにも対応しています。一方で、SONYのカメラのように瞳にずっと食いつくような被写体追従性能は無いです。以前使っていたSONYのZV-E10は、子どもも猫も瞳にズバッと合って離さないAFでした。α7Riiは瞳AFはほとんど使えませんが、顔検出とその追従性は古い機種の割に良いです。これらのSONY機と比べると、GRⅢxのAFは明らかに劣ります。




とはいえGRⅢxのAFも普通に使えます。子どもの顔は出せませんが、実例を載せながらシチュエーション毎に説明したいと思います。写真はずべてjpeg撮って出しをブログ掲載用にデータを圧縮しています。まずは普通に撮った時。


普通に撮れば普通に撮れます。4歳児でまだまだ落ち着きがないですが、顔検出は効いていて十分撮れます。
逆光気味ですが顔をしっかり捉えています




普通に撮れば普通に撮れます。4歳児でまだまだ落ち着きがないですが、顔検出は効いていて十分撮れます。



次はちょっと難しい動体撮影。ブランコに乗る子どもです。これは正直厳しくて、何枚か撮れば良いのが撮れる感じですね。この写真はきれいに撮れました。ちゃんと顔検出は効いています。



次はちょっと難しい動体撮影。ブランコに乗る子どもです。これは正直厳しくて、何枚か撮れば良いのが撮れる感じですね。この写真はきれいに撮れました。ちゃんと顔検出は効いています。






次は前ボケを入れてみます。大胆に障害物を入れて子どもを撮りましたが、しっかりと顔検出して子供にピントが合いました。




次は前ボケを入れてみます。大胆に障害物を入れて子どもを撮りましたが、しっかりと顔検出して子供にピントが合いました。





次は逆光シーン。顔検出は効いていましたが、いまいちピントが合っていませんでした。とはいえ太陽を背にして撮った割にはよく撮れたと思います。



次は逆光シーン。顔検出は効いていましたが、いまいちピントが合っていませんでした。とはいえ太陽を背にして撮った割にはよく撮れたと思います。





次は室内撮影です。室内の蛍光灯の明かりのみで暗いですが、顔検出は効いています。ゼリーに夢中なので動きが遅いため問題なく撮れました。



次は室内撮影です。室内の蛍光灯の明かりのみで暗いですが、顔検出は効いています。ゼリーに夢中なので動きが遅いため問題なく撮れました。





ローアングルや屋外撮影について




GRⅢxは液晶がチルトでもバリアングルでもないため、液晶は全く動かせません。そうなるとローアングルやハイアングルでは見づらいと思うかもしれませんが、私は案外気になりませんでした。そもそも液晶をしっかり見て構図を決めて撮る、なんてことしてたら子どものシャッターチャンスは逃してしまいます。ある程度見えたらそれで良し、というくらいの気持ちでいつも撮っているので液晶固定のGRⅢxでも問題無しでした。また、液晶の明るさは屋外用の明るい設定もできますので、暗くて見えにくいということはなかったです。




まとめ





GRⅢxのAF性能はそれほど優秀とは言えませんが、子どもの撮影ができる性能はあります。ただ絞りを絞って被写界深度を深くした方が、ミスは少なく、打率は上がると思います。AF性能を期待するならSONYのカメラを買った方が無難だとは思います。




しかしながらGRⅢxの小ささ、軽さは代えがたいものがあります。これだけ小さなボディに高画質のセンサーとレンズが着いているカメラは他にはないのでは?どんなに良いカメラでも持ち出さなければ撮れるものも撮れませんので、GRのコンパクトさはとても良いです。







まとめると、小さくて写りが良いGRⅢxは、子ども撮りにも十分使える。というのが私の感想です。以上、GRⅢxの子ども撮りレビューでした。



RICOH GRⅢxレビュー。外観編。

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38歳、妻子有りのサラリーマン。自分が疑問に感じたこと、困ったことの解決策や、日常起きたことを備忘録的にブログにしています。このブログが誰かの助けや癒しになればありがたいです。

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