ミラーレスカメラが世に出てきたおかげで脚光を浴びるようになったオールドレンズ。明確な定義は無いようですが、オールドレンズは20年以上前のマニュアルフォーカスレンズのことを指すようです。古いが故に逆光耐性が低くフレアが出たり、レンズに付いたカビや傷によってにじんだような描写になることもあります。一方で、それが優しい雰囲気に見えてSNSなどで人気になっているのがオールドレンズです。
今回はそんなオールドレンズの入門レンズと言われるSMS Takumar 55mm F1.8 M42マウントを購入しましたのでご紹介いたします。取り付けるカメラはSONYのVLOGCAM ZV-E10です。2021年に発売された新しいカメラと、1970年頃発売された古いレンズの魔合体です。これからオールドレンズはじめてみようかなと思っている方のご参考になるように、レンズの取り付け方、カメラの設定方法、作例も併せて載せていますので、ぜひ最後までご覧ください。
ちなみにですが、オールドレンズを買ってみた一番の理由は「レンズが安い」からです。カメラのレンズって高いですよね・・・。明るいレンズ(F値が低い)が欲しいと思って検索すると、レンズ単体で安くても3万円くらいします。まあ、カメラのレンズの世界で3万円代なら安い方なんですが、もうすぐ幼稚園入園を控える子どもがいる身としては、万単位のお金は躊躇してしまうのです。でも、せっかくレンズ交換式のカメラを持っているのだから換えてみたい!F値の低いレンズでボケた写真を撮ってみたい!と思うわけです。
そこで目をつけたのがオールドレンズ。安いし、写りもエモい感じになるということでこれはもう買うしかないなとおもったわけです。今回購入したSMC Takumar 55mm F1.8はメルカリで3600円でしたので、とりあえず買って試してダメなら売ってしまおうと思ってポチりました。
結果的に買って正解でした!このページをここまで読んでいるあなたは、今まさにオールドレンズに興味を持っていることでしょう。安いのでOKです。ぜひ買って試してみてください笑。
SMC Takumar 55mm F1.8の外観
まずは購入したSMC Takumar 55mm F1.8の外観です。55mm単焦点のため、小型軽量でシンプルなデザインです。カメラのレンズらしい良い見た目をしていると思います。
オールドレンズをカメラに取り付ける方法
さて、オールドレンズはそのままではカメラに着きません。メーカーによってカメラとレンズをくっつけるマウントの構造が違うからです。私のZV-E10はSONYのEマウント、SMC Takumar 55mm F1.8はM42マウントです。よって、異なるマウントのカメラとレンズを取り付けるためのマウントアダプターを買う必要があります。
今回購入したのはK&F ConceptのM42-NEXマウントアダプターです。カメラとオールドレンズと対応するマウントアダプターの3つがあれば、機材の準備は完了です。余談ですが、K&F Conceptの三脚も買って持っていますが、しっかりした作りです。このマウントアダプターも作りが良いのでオススメです。
カメラの設定
オールドレンズを取り付けたら、カメラ側の設定が必要になります。必須の項目が一つと、お好みで設定する項目が2つあります。
必須の項目
最近のカメラはレンズの情報を伝えるために電子的な接点があり、そこから情報を相互に伝達しています。一方で、オールドレンズはそのような機構を持っていないため、カメラがデフォルトの設定だと、「あれ?レンズの情報が無い!どうなってるんだ!?」とパニックを起こして使えません。
そこで、レンズなしレリーズを許可に設定する必要があります。最低限これは設定しないと撮影できませんのでご注意ください。
お好みで設定する項目
オールドレンズを付けた場合の撮影モードは個人的にはシャッタースピード優先がオススメです。絞りはレンズで調整するので、カメラ側ではシャッタースピードのみを変えられます。
オールドレンズを付けた場合のピーキング設定は、ピントが合っている所を表示してくれる機能です。私はピーキング設定有りの方がマニュアルフォーカスでもピントが合わせやすかったです。
SONY ZV-E10にオールドレンズのSMC Takumar 55mm F1.8を着けてみた
ZV-E10にSMC Takumar 55mm F1.8を取り付けてみました。意外とカッコいい。見た目的に全然アリだなと思います。
作例は次のページにあります。