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大豆ミートのデメリットは消化吸収しやすい必須アミノ酸が不足していること

大豆ミートのデメリットは消化吸収しやすい必須アミノ酸が不足していること

代替肉や人工肉といった、いわゆる動物を原料としない食べ物が注目されています。私は大学院まで生物工学という、DNAや細胞培養などを研究していたので、こういった新技術には非常に興味を持って情報収集しております。

さて、代替肉のデメリットについて以前記事にしておりますが、今回は大豆ミートのデメリットについて深堀りしていこうと思います。大豆といえば畑のお肉とも称されるほどタンパク質が豊富であるため、代替肉の原料としては非常に多く用いられています。大豆はタンパク質が豊富なので、肉の代わりになるんじゃない?と思っている人は多いのではないでしょうか。実はそうでもないというのが真実です。

結論から申し上げますと、動物性の肉類と比べて消化吸収しやすい必須アミノ酸が不足していることが、大豆ミートのデメリットとして挙げられます。詳しくは下記を読んでいただければと思います。


大豆ミートのデメリットについて解説

代替肉は動物性の原料を使用しておりませんので、動物性の肉類と比べていくつかのメリットがあります。

動物を殺生することがないため罪悪感がない(ギルティーフリー)
体臭予防
地球環境保護など

一方で、デメリットもあります。こちらの記事でも紹介したとおり、肉類とは栄養素が異なること、価格が高いこと、畜産業界への影響などがあります。

代替肉のデメリットは?3つ考えられます。

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今回は特に大豆ミートのデメリットにフォーカスを当てて深堀りしていきます。前提として、味はかなり主観的な部分があること、価格は物によりけりなので、今回は栄養素のみを解説していきます。

冒頭申し上げたとおり、大豆ミートの大きなデメリットとしては、消化吸収しやすい必須アミノ酸が不足していることです。この必須アミノ酸が不足しているとはどういうことか、説明していきます。

タンパク質とアミノ酸の関係について

意外と知られていない事が多いのですが、タンパク質はアミノ酸からできています。20種類のアミノ酸が繋がってできたのがタンパク質です。そして実はタンパク質はタンパク質のまま体内に吸収されるわけではありません。タンパク質は体内でアミノ酸にバラバラに分解されて、そのアミノ酸を我々ヒトは吸収し、人体の組織に生まれ変わらせています。

小難しいことはさておき、タンパク質は20種類のアミノ酸からできていること、人体はアミノ酸を吸収して再利用していること、ということをここではご理解いただければOKです。

必須アミノ酸とは何か?

必須アミノ酸とは、ヒトが体内で合成できない9種類のアミノ酸のことです。

イソロイシン・ロイシン・バリン・ヒスチジン・リシン・メチオニン・トリプトファン・フェニルアラニン・スレオニン

ご参考

この9種類のアミノ酸は人体で合成できないアミノ酸のため、食事で摂って補うしかありません。もしこれが不足すると、必要なタンパク質を合成できなくなるため、体調不良という形で異変が現れることになります。

カタカナが多いと分かりにくいですが、名前の通り、必須アミノ酸はヒトにとって必須の栄養素であること、そしてそれは食事摂る必要があることがわかればOKです。

大豆は消化性必須アミノ酸スコアが低い

大豆はDIAAS(Digestible indispensable amino acid score:消化性必須アミノ酸スコア)が肉類より低いことが知られています。

少し前までは、大豆はアミノ酸スコアが肉類と同じ100であることから、大豆は肉の代わりになると考えられていました。しかしながら、新しい評価基準のDIAASは、体に取り込まれやすさをより示すものであり、従来のアミノ酸スコアよりもDIAASを重視したほうが良いというのが近年の考え方です。つまりDIAASが高いほうがより吸収されやすいということです。

ちなみに大豆のDIAASは99.6、牛肉は111.6です。

ここでもDIAASという分かりにくい単語がでてきましたが、ここでは大豆の必須アミノ酸量は十分だが、肉類より吸収しにくいものである、ということがわかればOKです。

まとめ:大豆ミートの必須アミノ酸は肉類より消化吸収しにくい

以上を簡単にまとめます。

・大豆にはタンパク質が豊富
・タンパク質は20種類のアミノ酸からできている
・20種類のうち9種類のアミノ酸は必須アミノ酸で人体で合成できない(=食事で摂る必要がある)
・大豆に含まれる必須アミノ酸は肉類と比べると消化吸収しにくい

大豆ミートはタンパク質が豊富ですが、実は肉類と比較すると体内に吸収しにくいものであることが分かります。よって、大豆ミートばかり食べていると、タンパク質不足になる可能性があることはデメリットと言えるかと思います。

なんでもそうですが、やはりバランスが大事ですよね。大豆ミートは決して体に悪いわけではありません。むしろ心臓疾患リスクが抑えられるという研究結果もあります。肉類の一部を大豆ミートに置き換えるなどすれば、バランスよく栄養素を摂れて、地球環境保護にもつながります。次の食卓に大豆ミートを加えてみてはどうでしょうか?

以上、大豆ミートのデメリットでした。

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37歳、妻子有りのサラリーマン。自分が疑問に感じたこと、困ったことの解決策を備忘録的にブログにしています。誰かの助けになればありがたいです。最近は写真にはまり、猫の写真日記多めです。どれか1枚でも心に刺さる写真があると嬉しいです。

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