どうもUdokkoです。
動画編集ソフトAviUtlを快適に使える予算10万円の自作パソコンのスペックを紹介いたします。
色々なサイトで自作PCのスペック紹介が予算別でありますが、その多くがOS(Windows10)抜きの価格になっていますが、こちらで紹介するのはOS込みで計算しています。
2020年4月現在、なりたい職業にYoutuberがランクインしてからずいぶん経った今でも、これからYoutubeで動画をあげてみようかなと思う方は多いのではないでしょうか。
「とりあえずスマホで撮った動画を上げてみる」で良いと思いますが、やはり収益化の基準であるチャンネル登録者1,000人、年間総再生時間4,000時間を超えるには、ある程度の動画編集は必要だと思います。
しかしながら副業にしても、お遊びにしても、いきなり有料の動画編集ソフトを使うのはもったいないですよね。
そこで選択肢に上がるのがAviUtl。
私もAviUtlを使って動画編集にチャレンジしていますが、使えば使うほど奥が深くおもしろい動画編集ソフトだと思います。
今回は「AviUtlに興味はあるけど、どんなパソコンを買えば良いか分からない」という方の疑問にお答えします。
コストメリットがあるので、私は自作PCをオススメしています。
自作PCと言われても、PCパーツは何を選べば良いか分からない・・・という方のご参考になれば幸いです。
2020年5月、新型コロナの経済対策として一人10万円が支給されますので、興味があればぜひ検討してみてください。
いきなりですが、おすすめスペックはこちら。(パーツ名をクリックすると楽天またはAmazonの商品紹介ページに飛びます。)
PCパーツ | おすすめ | 最安値(価格.com ) |
OS | DSP Windows 10 home 64Bit J | \12,980 @最安 |
CPU | インテル Core i7 9700 BOX | \39,138 @最安 |
GPU | 無し | |
マザーボード | TUF Z390-PLUS GAMING | \14,289 @最安 |
メモリ | CORSAIR CMK16GX4M2A2666C16 8GB 2枚組 | \8,470 @最安 |
SSD | Crucial SSD 1000GB 正規代理店保証品 CT1000P1SSD8JP | \12,980 @最安 |
電源 | ANTEC NeoECO Gold NE650G | \9,480 @最安 |
ケース | Thermaltake Versa H26 Black | \4,378 @最安 |
光学ドライブ | 無し | |
合計 | ¥ 101,715 |
それではオススメする理由をひとつずつ説明していきます。
AviUtlにオススメPCスペック:OS

AviUtlはWindowsのソフトのため、OSは必然的にWindows10になります。
Windows10はHomeとProの2種類ありますが、安いHomeで十分です。
またOSは色々な売り方があって分かりづらいですが、安価なDSP版を買えばOK。
DSP版でセットにするPCパーツは、ちょっとデータ保存するのに役立つSSDが良いと思います。
WindowsのOSとPCパーツをセットにして安価に販売するものです。PCパーツとOSが紐づけられるので、DSP版でセットで購入したPCパーツは接続しておきましょう。
AviUtlにオススメPCスペック:CPU

CPUはパソコンの脳みそ部分。
動画編集ではCPUのパワー(賢い脳みそ)があれば快適になります。
Core i7 9700 BOXはAviUtlで動画編集するのに必要十分で、ネット情報を参考に見ながら動画編集しても快適に動くスペックです。
またBOXバージョンはCPUクーラーが付属されますので、別途CPUクーラーを買う必要がありません。
インテル or AMD
CPUメーカーは「インテル」と「AMD」の2社があります。
AviUtlにはインテルがオススメ。
なぜならAviUtlの正式バージョンの1.00が開発されたのは2013年4月。
この時のCPU市場はインテルが圧倒的シェアをとっており、AMDはあまり一般的ではありませんでしたので、AviUtlはインテルCPUに最適化されていると言われています。
なのでインテルの方が安定した動作が見込めます。
2017年から発売されたAMDのCPUブランド「Ryzen」。このRyzenはインテルのCPUよりもコスパに優れることで一気にシェアを広げています。コストとパフォーマンスに優れるRyzenですが、AviUtlではプレビュー表示が遅くなるなどが報告されています。
core i9?i7?i5?i3?
インテルのCPUにはいくつかのブランドがありますが、動画編集にはCore iシリーズを推奨します。
Core iシリーズの下にCerelonがありますが、CPUのパワー不足で快適とは言えません。
Core iには9、7、5、3の3つのグレードがありますが、数字が大きいほど性能が高くなります。
Core i3でも十分ですが、予算10万円であれば上位のCore i7を選ぶとよいでしょう。
私はCore i3 8100を使用していますが、AviUtlの編集には何ら支障はないです。Core i3でも第8世代以降なら必要十分なCPU性能です。
AviUtlにオススメPCスペック:GPU

AviUtlの動画編集には基本的にGPU(グラフィックボード)は不要です。
なくても問題ないため、その予算をCPUに振り分けると良いです。
設定次第ではGPUを利用してエンコード(動画出力)が速くなる利点はありますので、将来的に購入を考えても良いと思います。
AviUtlにオススメPCスペック:マザーボード

マザーボードは名前の通り、PCパーツを載せて繋げる重要なパーツです。
耐久性の高いマザーボードが好ましく、タフさを売りにしているASUS TUF Z390-PLUS GAMINGは値段と性能のバランスが良いと思います。
CPUがインテルのCore iシリーズならLGA1151、AMDのRyzenならAM4です。(詳細はCPUの製品情報をご確認ください。)
PCケースのサイズが大きいならマザーボードはATX、PCケースが小さいとMicroATX、またはMiniITXになります。(詳細はケースの製品情報をご確認ください。)
今回の推奨スペックならいずれも問題ない組み合わせになっています。
AviUtlにオススメPCスペック:メモリ

メモリは大きいほど作業台が大きくなるイメージです。
つまり数字が大きいほど効率的に作業ができます。
AviUtlでは4Gまでしかメモリを使えませんが、 8G以上あると良いです。
AviUtlは多機能でできることが多い反面、凝った編集をしようとするとネットなどで参考情報を見ながら編集することになります。
そういった理由からメモリは8G以上、16Gあれば必要十分です。
16Gメモリ1枚 → ×
8Gメモリ2枚 → 〇
AviUtlにオススメPCスペック:SSD

動画編集すると動画や写真を保存するため、最低でも1TBは欲しいところです。
SSD vs HDD
データ保存用の媒体にはSSDかHDDの2種類ありますが、SSD一択です。
SSDにWindows10のOSをインストールして、AviUtlもSSDにインストールすることで、サクサク動くようになります。
間違ってもHDDにWindows10を入れないようにしましょう。
HDDはサブ的に使う(SSDにOS入れて、動画などをHDDに保存する)と良いでしょう。
SATA vs NVMe
SSDの接続規格は大きく分けてSATAとNVMeの2種類があります。
以前はSATAは速度そこそこで値段が安い、NVMeは速度が速くて値段が高い、というのが常識でしたが、2020年4月では、crucial P1 CT1000P1SSD8JPはSATA接続のSSDとほとんど変わらない値段です。
SATAでも動画編集するには何ら問題ないですが、ケーブルの取り回しなどが煩雑になるので、値段が変わらないなら、ケーブルが無くケース内がスッキリきれいになるNVMeがおすすめです。
AviUtlにオススメPCスペック:電源

電源を選ぶ時に重要なのは電源容量と80PLUS認証です。
ANTEC NeoECO Gold NE650Gの電源容量は650Wで、これは将来GPUを増設したとしても十分賄える容量です。
さらに80PLUS認証が80+Goldであり、電源変換効率が良いです。
80PLUS認証は品質を直接保証するものではありませんが、変換効率を良くするため、結果的に品質が良くなりますので、最低Blonze以上にしましょう。
AviUtlにオススメPCスペック:PCケース

PCケースはほとんど好みで選んでOKですが、大きさには注意です。
マザーボードの大きさ(ATX or MicroATX or MiniITX)に合わせて選ぶ必要があります。
Thermaltake Versa H26 BlackはATXのマザーボードが入りますので、上記推奨マザーボードが問題なく組み込めます。
120mmファンが前面背面に1つずつあるので、冷却性能にも問題ないです。
AviUtlにオススメPCスペック:光学ドライブ
光学ドライブは特に不要です。
必要なら外付けのドライブで十分です。
ただしWindows10のDSP版を購入する場合、PCパーツを何にするか悩む(何でもいい)なら光学ドライブを選択すると、意外と役に立つときがあります。
(私はDSP版で光学ドライブを選びましたが、意外とあってよかったです。)
合計金額:¥ 101,715

上記PCパーツで組み立てると、合計101,715円になります。(価格.comの最安値の場合です。)
モニターはTVがあればTVとHDMIケーブルでつなげばOKですし、周辺機器としてキーボードとマウスセットを購入しても+3,000円程度となります。
CPUやマザーボード、電源など、あと5年以上は十分戦えるスペックなので、長期的に見ればコスパは良いと思います。
下手に安いPC買って何度も買い替えるよりは、最初に良いPCを買っておいた方が良いと思います。
パソコン自作なんてできない!という方はこちら

パソコンを自作するとコストメリットもあり、組み立ても簡単なのでぜひチャレンジしてもらいたいですが、もう出来上がったパソコンですぐ動画編集始めたい方はこちらをご参考にしてください。
基本的にBTOがオススメです。
ドスパラ:Magnate GE マグネイト GE Minecraft for Windows 10 Master Collection 同梱版
CPUは上記と同じCore i7 9700。SSDの容量は250GBと少ないですが、HDD1TBがついてきます。
値段も86,980 円(+税)で、各種ポイント還元もあるのでコスパは良いですね。
保証もつくのがBTOの良いところです。
TSUKUMO:eX.computer ミニタワーモデル (Thermaltake製PCケース採用モデル) RT7J-D200/T
CPUは上記と同じCore i7 9700。SSDの容量は250GBと少ないのでカスタマイズで容量を増やした方が良いです。
値段は¥78,800 (+税)で、各種ポイント還元もあるのでコスパは良いですね。
BTOの注意点
上記で上げたパソコンはAviUtlで動画編集するには十分な性能です。
一方で、将来的に有料の動画編集ソフト(例えばAdobe PremiereProなど)で4K動画編集しようとすると性能不足になるかもしれませんが、拡張性が低いため、PCを買い替える必要があるかもしれません。
BTOで買ったPCでもPCパーツは流用できるので、BTOでパソコンを買ったとしても、自分で組み立てられるくらいの知識があると失敗が少なくなります。
さいごに
動画編集ソフトAviUtlに使うパソコンのスペックを予算10万円で紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
動画編集はやってみるとおもしろいですし、もしかしたらYoutubeで一攫千金のチャンスもあるかもしれません。
新しい通信規格5Gが始まり、さらに動画の需要が増えることも予想されますので、自宅待機中にチャレンジしてみてはどうでしょうか?
この記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。