どうもUdokkoです。
アメリカ株【OEC】オリオン・エンジニアード・カーボンズの株を買いました。
アメリカ株を買おうと思っても、アップルやマイクロソフトなどは別ですが、多くの銘柄が何の会社かよく分からないと思います。
特に素材化学メーカーは知名度がなく、 オリオン・エンジニアード・カーボンズ と聞いても何の会社か分からないと思います。
そんな疑問にお答えします。
公式HPはこちら。
ざっくり言うと
タイヤ、塗料などに使われるカーボンブラック(黒色顔料)を製造するメーカー。
2019年度の決算情報は以下の通りです。(単位:100万ドル)
売上:1,476.35
営業利益:147.15
一株当り配当:0.8 (ドル)
株価: 7.52ドル (2020年4月16日22:56 )
【OEC】の事業内容
オリオン・エンジニアード・カーボンズは社名にある通り、カーボンブラックを製造販売する会社です。
カーボンブラックというのは黒色の顔料で、塗料やタイヤなどに含まれています。
単純に黒色にするだけでなく、最近ではカーボンナノチューブやカーボンナノシートなどが導電性付与剤として電池に使われ、最先端素材にもなり、物に色々な機能を付与することもできます。
オリオン・エンジニアード・カーボンズは 欧州、北米、南米、アジア、南アフリカなどの13の生産工場と3つの販売会社、ドイツに1つの共同生産工場で構成されるグローバルプラットフォームがあります。
以下はHPのWe know Blackから引用しています。

Deeplで翻訳するとこうなります。
私たちはブラックを知っています。
オリオンは黒を知っています! 150年以上の経験を持つオリオンは、黒はただの黒ではないことを知っています。黒は様々な陰影や色調を持ち、虹を構成する色と同じように多面的な色です。私たちにとって、黒は最もエレガントで魅力的で多様性に富んだ色です。
しかし、カーボンブラックを特別なものにしているのは多様な色だけではありません。その多彩な特性は、タイヤ、ポリマーベースの製品、さらには電気自動車用の最先端のリチウム電池に至るまで、そのホスト製品の性能を高めるためにカスタマイズすることができます。
このカーボンブラックへの情熱は、お客様のためのソリューションとしての新製品の開発、製品の品質の確保、そしてエネルギーや水の使用、廃棄物の処理など、環境への影響を最小限に抑えることを常に推進することに表れています。
私たちを真に差別化しているのは、カーボンブラックへの情熱を共有する社員です。私たちは、国籍、人種、性別、性的指向、性自認、年齢などの多様性を尊重し、選ばれる雇用主となることを目指しています。多様性とは、才能ある個人を歓迎し、それを評価することを意味し、インクルージョンとは、従業員が能力を最大限に発揮し、成長する機会を提供するよう努力することを意味します。
カーボンブラックに対する共通の情熱を持つことに加え、私たちは、すべての地域、機能、事業セグメントにおいて共通の価値観を共有しています。
安全性と持続可能性
誠実さ
カスタマーフォーカス
説明責任、私たちは物事を成し遂げる
人を大切にすること:信頼、尊敬、発展
イノベーション
これらの価値観は、当社の従業員によって、当社が何者であるか、また何を目指しているかの核となるものとして認識されています。これらの価値観は、当社の業務における卓越性、適用される法律や規制の遵守、倫理的な事業慣行、従業員の訓練と育成、サプライヤーとの公正な取引、業界のバリューチェーン全体で重要なカーボンブラックの開発と生産に対する当社の新たなコミットメントを表現しています。
引用元:Orion Engineered Carbon HP
【OEC】の株価とチャート

2020年4月16日22:56の株価は7.52ドルです。
上記は10年間の株価チャートですが、2018年半ばまでは上昇基調、それ以降は下降気味です。
【OEC】の業績と配当履歴

2016年から2019年までの損益計算書です。
2019年度は以下の通りです。(単位:100万ドル)
売上:1,476.35
営業利益:147.15
一株当り配当:0.8
安定した営業利益と配当実績があるため、配当狙いの投資には良い銘柄と思います。

2016年から2019年までのキャッシュフローです。
2016年から2019年まで、常に営業キャッシュフローはプラス、投資キャッシュフローと財務キャッシュフローはマイナスです。
よって、キャッシュフローはここ数年健全であることが分かります。
さいごに
オリオン・エンジニアード・カーボンズ の会社について、いかがでしたでしょうか?
個人的に素材化学メーカーは安定した企業経営が多いと思っています。
この会社も近年では安定した業績を確保しており、今後も継続的な配当が期待できると思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。