労働組合とは?現役中央書記長が分かりやすく説明します

どうもUdokkoです。

東証一部上場企業の中央書記長を含む組合役員を6年間務めています。

労働組合について皆さんご存知ですか?

ブラック企業が蔓延する今の時代こそ、労働組合の重要性が高まっていると思います。

この記事では労働組合について分かりやすく解説していきます。

労働組合とは

労働組合とは?現役中央書記長が分かりやすく説明します

労働者が一致団結して、雇用の維持・改善、賃金交渉、労働環境の改善などを求める組織のことです。

例えばボーナスをあげてほしい!と一人で会社と交渉しても、基本的には相手にされないと思います。

なぜなら残念ながら会社の方が立場が上だから。

仮にその人が「ボーナスをあげてくれないなら辞めます!」と言っても、会社からすれば一人くらい辞めても問題ないのです。

これが雇用する側とされる側の力の差ですね。

では、もし社員全員が同じ事を言ったらどうでしょうか?

社員全員に辞められては会社も困りますよね。

これこそが労働組合の力でして、数の力で会社と対等に話ができるよう、労働組合が結成されるのです。

労働組合は憲法で保障されている

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いくら数の力で会社と対等に交渉できる!とはいえ、法律などの保護がないと会社はやりたい放題です。憲法第28条で労働三権が認められています。労働三権については下記の通りです。

団結権

労働者が、雇う側(会社側)と対等な立場で話し合うために、労働組合をつくる、また、組合に加入できる権利のこと。

団体交渉権

労働組合が、雇う側 (会社側) と労働条件などを交渉し、文書などで約束を交わすことができる権利のこと。

団体行動権

労働条件改善のため、仕事をせず団体で抗議する権利、いわゆるストライキをする権利のこと。

労働組合は法律でも保障されている

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憲法だけではなく法律でも保護されています。様々な法律がありますが、主要な法律として労働三法が挙げられます。

労働三法とは下記の通りです。

労働基準法

労働時間や賃金の支払い、休日など、労働条件の最低基準を定めた法律のこと。

労働組合法

労働組合をつくり、会社と交渉ができることなどを保障した法律のこと。

労働関係調整法

労働者と雇う側(会社側)で争いごとが生じ、当事者同士の話し合いでは解決が困難な場合、外部の組織が間に入り、解決するための手続きを定めた法律のこと。

労働組合の交渉内容とは?

労働組合とは?現役中央書記長が分かりやすく説明します

労働組合が憲法や法律で保護されていることは理解できたと思います。

労働三権や労働三法によって組合が守られることで、組合は会社と交渉ができるわけです。

では具体的に何を交渉するのか?について説明します。

労働組合の目的は「雇用の維持・改善」、「賃金交渉」、「労働環境の改善」の3つに分けられます。

雇用の維持・改善

雇用の維持とは、すなわち容易に解雇しないようにすることです。

雇用の改善は、例えば定年延長であったり、非正規を正規にする、などがあります。

このように雇用を維持・改善することで、安定した雇用が安定した生活を生み、それが仕事の充実化につながると考えます。

賃金交渉

賃金交渉とは、言葉の通り給料やボーナスを上げる、または維持する交渉のことです。

「春闘」というワードを一度は聞いたことがあると思いますが、労働組合の一番重要なイベントです。

この春闘において賃金交渉が繰り広げられています。

賃金交渉は大きく分けて「ベースアップ」と「一時金(ボーナス)」になります。

ベースアップ

賃金のベースが上がること、つまり昇給のことです。

ベースアップは全員一律に給与が底上げされることを指します。

定期昇給はその人の成績に応じて昇給するものですが、ベースアップは個人の成績によらず、一律賃金が上がるため、労働者にとっては大きなメリットになります。

一時金(ボーナス)

いわゆるボーナスですね。

夏冬に支給されることが多いですが、極めて業績が良い場合は3回目の支給する会社もあります。

前年度の会社業績に連動して金額が決まることが多いですが、上場企業などの大企業であれば営業利益が赤字でもボーナスが支給されることもあります。

労働環境の改善

労働環境の改善は、例えば製造業であれば工場の安全性向上などが挙げられます。

工場以外でも例えば 業務効率化 (PC作業の改善/サブディスプレイの導入、旅費精算システムの導入etc)など、働く人たちの作業環境の改善を訴えます。

働く環境が良いほど生産性は向上し、会社の業績も向上、その結果として賃金アップにつながると考えます。

まとめ

労働組合とは何か。

繰り返しになりますが、労働者が一致団結して、雇用の維持・改善、賃金交渉、労働環境の改善などを求める組織のことです。

一人では立ち向かえないような大きな組織(会社)と交渉するには、労働組合が必要と考えます。

すべての働く人が良い環境で働き、適正な賃金が得られるよう、労働組合を結成する必要があります。

すでに所属する会社に労働組合があれば、その労働組合の適正な運営を、なければ結成を主体的に行動してみてはいかがでしょうか。

また、これから就職、転職する方は労働組合があるかないか確認した方が良いと思います。

この記事は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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