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【HUN】ハンツマンの株関連情報

【HUN】ハンツマンの株関連情報
【HUN】ハンツマンの株関連情報

ハンツマンってどんな会社?
経営状況や将来性ってどうなの?
投資対象としてどうなのか?

上記の疑問について調べてみた結果をブログに残しておきます。

同じ疑問を持っている方の参考になれば幸いです。

簡単に説明すると、【HUN】ハンツマンはアメリカの化学品メーカーです。

そんな【HUN】ハンツマンの株関連情報とファンダメンタル分析を載せておりますので、ご参考になれば幸いです。

なお、本記事はあくまで個人的見解のため、投資はご自身の判断、責任でお願いいたします。

ハンツマンってどんな会社?

化学品メーカーの製品ははエンドユーザーにそのまま製品が渡るわけではないので、一般的にはどんな製品があるかよく分からないと思います。

しかし化学品メーカーの製品はいろいろな物の素材として使用され、例えばタイヤ、塗料、電気製品、医療製品建築材から繊維製品など、その使用される範囲は非常に幅が広いため、一般消費者の知名度と反比例して会社規模は大きいことがあります。

ハンツマンもまた、知名度は低いですが、その会社規模は非常に大きいです。

2019年12月通期決算
  • 売上67億ドル(7,305億円)
  • 営業利益4.4億ドル(462億円)

このように売り上げは1兆円に迫るもので、大きな会社であることが分かります。

ハンツマンは無機化学、有機化学のどちらも取り扱う会社で、素材化学メーカーとして確実な地位を築いています。

以下は楽天証券HPより会社情報を引用しております。

ハンツマン(Huntsman Corporation)は差別化した有機・無機化学製品メーカーである。【事業内容】子会社Huntsman International LLC (Huntsman International)を通じて事業を行う。ポリウレタン、パフォーマンス製品、先端材料、繊維効果の4つのセグメントで事業を行う。ポリウレタン、パフォーマンス製品、先端材料、繊維効果セグメントは差別化された有機化学製品を生産する。顔料と添加剤セグメントは無機化学製品を生産する。接着剤、航空宇宙、自動車、建設製品、パーソナルケアと衛生、耐久性と耐久性のない消費者製品、デジタルインク、電子機器、医療、包装、塗料とコーティング、発電、精製、合成繊維、繊維化学製品及び染料産業を含む多様な用途で使用される。

楽天証券/ハンツマン

株価チャート

ハンツマンの2011年からの株価チャートです。(引用元:楽天証券HP)

ハンツマンの2011年からの株価チャートです。(引用元:楽天証券HP)過去10年間で10ドルから35ドルの間で推移しています。コロナショック後は順調に株価は回復し、2020年9月にはコロナショック前の水準まで回復しています。

過去10年間で10ドルから35ドルの間で推移しています。

コロナショック後は順調に株価は回復し、2020年9月にはコロナショック前の水準まで回復しています。

ファンダメンタル分析

中長期的な投資には財務状況、業績状況を分析するファンダメンタル分析が重要と考えております。

ハンツマンの過去4年間の損益計算書、賃借対照表、キャッシュフロー、その他主な指標から、ファンダメンタル分析をしたいと思います。

なお、以下に添付している表は楽天証券HPより引用(2020年10月3日時点のデータ)させていただいております。

損益計算書

ハンツマンは過去4年間で営業利益は常に黒字であり、安定して利益を得ております。配当が2018年から0.15ドル増配していることにも注目されます。

ぱっと見から分かる安定感のある数値ですね。

損益計算書で私が特に注目するのは「営業利益」です。

営業利益は本業でどれだけ儲かったかを示すもので、最も大事な指標と考えております。営業利益が継続的に黒字であれば安定的に収益を得ている、つまり収益基盤は盤石であることになります。

ハンツマンは過去4年間で営業利益は常に黒字であり、安定して利益を得ております。

配当が2018年から0.15ドル増配していることにも注目されます。

安定した利益を確保し、着実に株主に還元する姿勢が評価されます。

賃借対照表

ハンツマンは2016年度には利益剰余金がマイナスでしたが、2017年度以降はプラス、そして確実に利益剰余金を積み増しています。

賃借対照表で私が特に注目するのは「利益剰余金」です。

利益剰余金は企業が得た利益の積み立てた金額であり、過去から蓄積した利益です。内部留保と言えばイメージしやすいかもしれません。

利益剰余金が多いほど、環境変化などによる一時的な損失があっても会社の存続が危ぶまれることはありません。

ハンツマンは2016年度には利益剰余金がマイナスでしたが、2017年度以降はプラス、そして確実に利益剰余金を積み増しています

利益剰余金は配当原資となりますので、上述の増配傾向はこの数値からも裏付けられます。

安定した利益確保、安定かつ高水準を目指す配当、まさに株式会社のあるべき姿だと思います。

キャッシュフロー

ハンツマンのキャッシュフローは健全そのものですね。

キャッシュフローの評価基準を表にまとめました。

営業CF++--
投資CF--++
財務CF-+-+
評価Excellent!GoodPoorBad...
営業CFがプラスなら本業で儲けていることを示します。反対にマイナスなら赤字であることを示します。
投資CFがプラスなら設備の売却額等が投資額を超えており、事業撤退や資金繰り悪化が疑われ、マイナスなら研究開発などに投資していることを示します。
財務CFがプラスなら借入金が増えていることを、マイナスなら株主に配当したり、自社株買い、借入金の返済をしていることを示します。

ハンツマンのキャッシュフローは健全そのものですね。

その他主な指標

PERが6.5と15を下回っており、割安感があります。

PER(Price Earnings Ratio/株価収益率)は株の割安性の指標で、15を下回ると割安であると考えられます。

ハンツマンのPERは6.5で15を下回っており、割安感があります。

PERにEPSをかけると株価になると言われておりますが、PERを15とすると、株価は50.85ドルとなります。

10/1の終値は22.05ドルですので、まだまだ株価上昇の余地はあると思いますが、過去のチャート実績から35ドルを超えることは難しいかもしれません。

まとめ

ハンツマンは売上も利益も堅調で、配当も増配傾向です。

コロナショックにより一時的に売上・利益は下がるかもしれませんが、コロナが収束すれば需要も戻るでしょう。

また、コロナショックにより原油価格が下がっており、これは原油を原料として各種化学品を製造する化学メーカーには利益確保の好材料となります。

総合的に見れば安心して買える銘柄の一つになり得ると思います。

配当状況は以下の通り、コロナショック後も安定して0.1625ドルの配当があります。

コロナショック後も安定して0.1625ドルの配当があります。

減配がなければ年間0.65ドルですので、株価が22ドルであれば約3%の配当利回りとなり、インカムゲイン狙いでも十分検討の選択肢になると思います。

さいごに

【HUN】ハンツマンの株情報、いかがでしたでしょうか?

アメリカ株は1株単位で買えるため、投資初心者でもとっつきやすい投資だと思います。

長期的に見ればアメリカ経済は右肩上がりである歴史を鑑みると、中長期的にアメリカ株を保有することで一定の利益を確保できるのではないかと思います。

今後も個別銘柄の分析をブログに載せようと思いますので、よろしければご覧いただければ幸いです。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

化学素材メーカーは他にも投資の選択肢になり得る銘柄多くありますので、ご参考ください。

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