2020年11月に新型ハスラーを購入しました。そして2022年2月現在で1年以上ほとんど毎日乗っており、走行距離は7000kmを超えました。1年を若干超えるという微妙なタイミングですが、これから新型ハスラーを買うか検討している方が、買って後悔しないために、新型ハスラーの感想を伝えたいと思います。
なお、前提として私はハスラーを通勤や近所の買い物などで使用しています。また、高速道路は走行しておりません。さらに前車はプリウスに乗っていたため、乗り心地などの比較はプリウスになります。ハスラーとプリウスでは値段が倍ほど違うので、当然乗り心地にも差があります。値段が違うことを念頭に感想を書いているつもりですが、比較するとどうしても酷評になる部分もあるかと思いますが、ご容赦願います。
新型ハスラー(2020年モデル)に1年間乗ってみた感想
結論から申し上げますと、「買ってよかった」です。私はプリウスからハスラーに乗り換えましたが、通勤や近所の買い物などでの使用において何ら問題なく、むしろ維持費が安くなったのでとても良い選択だったと思います。普通自動車、しかもハイブリッド車の完成形とも言えるプリウスからの乗り換えだったので、正直言えばダウングレードすることに不安な気持ちもありました。しかしながら見た目もとても良く、走行性能も問題なし、今では間違いなく自分の相棒と言えます。とても気に入っている車なので、乗り潰すまで乗りつくそうと思っています。
とはいえ、不満点ももちろんあります。前者がプリウスだっただけに乗り心地の面では敵わないのは間違いないです。お気に入りの車だからと盲目的に良いことばかり書いては、せっかくこの記事を読んで頂いている方の参考になりませんので、そのあたりは忖度無しで深堀りしていこうと思います。
エクステリア:とてもお気に入りの見た目
エクステリア、いわゆる見た目についてですが、これは完全に個人的主観になるのであくまで私の意見として受け取っていただきたい。ハスラーの見た目はとてもお気に入りです。プリウスを売るときに次はハスラーに乗ろうと思っていると言うと、ハスラーは前モデルの方が人気で、新型はあまり人気が無いと言われました。前モデルの方が丸っこく、女性受けは良さそうな気はします。新型ハスラーはどちらかというと角ばっており、男っぽい印象はあるかなと思います。このあたりは好き嫌いがあるので何とも言えませんが、男性には新型ハスラーの方が受けが良いようです。
インテリア:使いやすく見やすいが、シートの模様は好きじゃない
インテリアは2代目ともなると洗練されるのでしょう。インパネの見やすさやドリンクホルダーなどの使いやすさはとても良いです。プリウスはセンターにスピードメーターがあり、これがとても見辛い。それに比べてハスラーは一般的な位置にあるので万人受けすると思います。ドリンクホルダーも運転席(ハンドルの右奥)にちゃんとあります。
一方、シートなどの模様は昭和感があって、正直言うとあまり好きじゃないです。とはいえあまり目立たない色ですし、不快なものでもないのでストレスになるほどの物ではありません。ファブリックの模様はもう少し今風な感じにしてくれるともっと良かったのにと思います。
エンジン性能:ノンターボでも意外といける
私のハスラーはノンターボ車ですが、結構これがパワフルです。一昔前のターボ車並み、というと言い過ぎかもしれませんが、それくらいの衝撃を受けました。小さいモーターとは言えその恩恵はかなりあります。軽自動車はターボ必須と思っていましたが、これなら燃費優先でノンターボを選んだ方が良いと思います。ただし、上り坂はやはりぶおーーーーん!と音が大きくなります。あくまで軽自動車なので仕方ないですね。
走行性能:50〜60kmで走る分にはなめらか、ただし低速時はショックが大きい
流れに乗って50〜60kmくらいで走ると非常に音は静かでなめらかに走ってくれます。このような走り方ならむしろロードノイズが少ない分、プリウスよりも静かに感じます。ただ低速時のショックは大きいです。特に20km以下での減速時、エンジンブレーキでガクン!となります。エンジンブレーキの効きが異常に良いのは気になります。プリウスの滑らかさに慣れていることもあってか、これはかなり気になります。ぶっちゃけ故障かなと疑い相談したくらいです。(ディーラー曰く「こんなもん」だそうです)
乗り心地:運転席は快適だが後ろは長距離は辛い
運転席や助手席は至って快適です。少々の段差を踏んでも不快に思うようなショックはありません。一方で、後ろの席は段差のショックは結構ありますし、揺れもあります。妻曰く「後ろの座席に座って長距離移動するのは辛い」だそうです。4人乗りですが、長距離移動が前提なら2人乗りと割り切ったほうが良いかもしれません。
とは言え、後ろの座席も良いところがあります。それは「広さ」。後ろの座席はトランクスペースとのトレードオフになりますが、広いです。プリウスの後ろ座席と比べても明らかに広いです。大人の男性でも十分足元に余裕があります。余談ですが、私はこのスペースでこのブログを書いています。
燃費:年間を通して18km/L
燃費は良いですね。マイルドハイブリッドとは言え、その恩恵はパワーだけでなく燃費にも現れていると思います。ハスラーのライバルであるダイハツのタフトと比べても明らかに良いです。また、リッター18km/Lというのは冬にはスタッドレスタイヤを履いている条件付きでも出せる数値です。ガソリン価格高騰中のこのご時世にはとても助かります。ちなみにプリウスはリッター25km/Lでした。燃費に関してはプリウスはほんとすごい。
価格:この価格なら買い
軽自動車の価格はだんだんと高くなっていますが、安全装置や快適装備の充実化も進んでいますので、その価格分の価値は付いてきていると感じます。ハスラーもこの価格なら買いだと思います。また、ハスラーは人気車種なので、買取価格も下がりにくいです。売却時の値段のことも考えればハスラーはコスパに優れる1台だと思います。
総評:買ってよかった
ハスラーの感想を一言で言うならば、「買ってよかった」です。前者のプリウスと比べると、どうしても乗り心地の面で負けてしまいます。ただしそれは価格の差があるので当然です。プリウスは300万円、ハスラーは150万円でした。ハスラーに乗ってみて、もう150万円足してプリウスに乗りたいと思うかと自問自答してみると、答えはノーです。ハスラーの良さを感じてしまうと、さらに150万円出してプリウスに乗ろうとは思えません。
最後に一点だけ、車本体ではないですが、キーの電波が弱いことはお伝えします。カバンの奥底にあるとドアが反応してくれません。電池は十分あると思いますが、単純にキーの電波が弱いのだと思います。
用途にもよりますが、私のように通勤メインで使う方にはおすすめの1台です。見た目が好きだ!と言う方ならなおさらおすすめいたします。軽自動車で車の中では比較的安いとは言え、安い買い物ではありません。ハスラーを買って後悔しないためには、いろんな人の意見を聞いてみるのが定石です。もしこの記事があなたの参考になれば幸いです。
以上、買って後悔しないために伝えたい、新型ハスラー(2020年)に1年間乗ってみた感想でした。
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