代替肉(人口肉、植物肉、大豆ミート、フェイクミート)が日本でも注目されはじめています。私は大学院まで植物培養やDNAの研究をしていたので、とても興味深い分野だと感じています。
牛や豚などの畜産に頼らない植物をベースとして、お肉そっくりな食品が代替肉です。代替肉が注目される理由として以下2つのメリットが挙げられます。
地球環境に優しい
動物を屠殺しなくて良い
代替肉が地球環境に優しいのはちょっと意外ですよね。実は世界全体の温室効果ガスのうち、畜産業で約15%を占めているという報告があります。植物を原料とした代替肉が広まり、畜産業が減れば温室効果ガス排出が減ることになります。代替肉を食べることが間接的に環境保護運動に参加することになると言えます。
また、おいしく感謝してお肉を食べれば気に病む必要はないと思いますが、それでも動物の命をいただいているという罪悪感はあるかもしれません。そういった倫理的な問題も解消できるのが代替肉のメリットですね。
さて、アメリカでは代替肉専業メーカーのビヨンド・ミート、インポッシブル・フーズなどが一般消費者向けに代替肉を販売していますが、日本では残念ながら購入できません。そこで日本でも買える代替肉をまとめましたのでご参考ください。代替肉の味が気になる方は購入先リンクを貼っておきますので、ご賞味ください。
大塚食品【ゼロミート】
日本の大手食品メーカーの大塚食品からゼロミートという代替肉製品が販売されています。

「そこそこおいしい」のフレーズが正直で面白いですねw
ゼロミートは大豆を原料とした代替肉で、ハンバーグ、ハム、ソーセージがあります。いずれの製品もお肉由来に比べるとタンパク質が多く、脂質が低いのが特徴。ダイエットや筋トレ中の方にもおすすめです。
購入はこちらからできます。
日本ハム【ナチュミート】
日本の大手食品メーカーの日本ハムからナチュミートという代替肉製品が販売されています。

お肉メーカーが代替肉を作るのは面白いですよね。それだけ代替肉の需要が見込めるという期待感の現れだと思います。ナチュミートは大豆たんぱくやこんにゃくを使用しています。ナチュミートにはハンバーグ、ハム、ソーセージ、キーマカレー、ミートボールがあります。
購入はこちらからできます。
ネクストミーツ
ネクストミーツは2020年6月に設立した日本ではおそらく初の代替肉専業メーカーです。地球環境保護を全面に押し出したキャッチコピーです。

このメーカーのおもしろいのは、商品をスマホのようにアップデートしていくところ。ネクストバーガーは1.0から2.0にアップデートされています。
2.0になってギルトフリー(罪悪感無し)、生産ラインにも動物性の原料がなくヴィーガンの方にも対応しているそうです。国産代替肉ではネクストミーツが最先端だと思います。ネクストバーガー2.0は予約注文、12月23日より順次発送です。これ以外のカルビ1.0、ハラミ1.0、牛丼1.2はアマゾンやYahooでも購入できます。
購入はこちらからできます。
オムニミート
オムニミートは香港の会社ですが、日本に上陸しました。

植物性代替肉のひき肉を販売しています。ひき肉なのでいろいろな料理に使えるのが良いですね。ちなみにヴィーガン認証取得(Vegan Action)、ハラール認証取得されています。各種オンラインショップで植物性代替肉のひき肉が購入できます。
さいごに
世界で注目される代替肉が日本でも買えるようになっています。2020年には代替肉専業メーカーが日本でも誕生しており、その需要、期待値の高さが伺えます。
私自身はベジタリアンでもヴィーガンでもありませんが、地球環境保護に貢献できるという点で食べる価値はあると思っています。ドラスティックなことはしなくとも、時々代替肉を食べることがエコ活動になるので、皆様もぜひ一度代替肉を食べてみてはいかがでしょうか。
以上、日本でも買える代替肉まとめでした。
代替肉にはデメリットもあると思っています。
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代替肉は投資対象としても興味深いです。
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