代替肉のデメリットは?3つ考えられます。

結論から言うと

価格が高い
肉の栄養素は得られない
畜産業界は減収の可能性あり

世界的に代替肉が注目されています。

代替肉とは動物由来の肉の替わりになる植物由来の食品のこと。
フェイクミート、大豆ミート、植物肉、人口肉などとも呼ばれています。
個人的な話ですが、私は大学院まで植物の組織培養やDNAの研究をしていたため、代替肉技術にとても惹かれています。

代替肉はヴィーガンやベジタリアン向けと思われがちですが、実はエコロジストにも注目されています。畜産が代替肉に置き換わることで以下の環境負荷低減が試算されています。

使用される水:99%オフ
森林伐採面積:93%オフ
温室効果ガス:90%オフ
エネルギー:46%オフ

このように代替肉が地球環境を守ることにつながることから、ビル・ゲイツなどの著名人も代替肉企業に投資しています。

また代替肉の多くは高たんぱく低カロリー、脂質も少ないことから健康にも良いと考えられます。

以上から考えると代替肉すごい!となりますが、デメリットもあります。今回は代替肉のデメリット3つを紹介いたします。なお個人の主観が大きいので、ここでは味について議論しないことといたします。

デメリット①:価格が高い

代替肉は2020年から日本でもいくつかの企業が生産、販売しています。

全く手が出せないような値段ではありませんが、割高なイメージですね。コスト低減は大量生産が必要になりますが、そこまで投資できる企業はまだ限られていると思います。よって、代替肉の価格は当分高値圏でしょう。

しかしながら将来確実に価格は下がります。

アメリカで有名なビヨンド・ミートはNASDAQに上場し資金を集め、生産力を増強しています。またアメリカのインポッシブル・フーズも生産力増強のためIPO(株式上場)による資金集めを計画していると考えられています。

日本の代替肉専業メーカーであるネクストミーツは、月間100t以上の生産量の新潟工場を稼働しています。

このように代替肉の生産が活発化しているため、将来的には価格が下がることは間違いないです。味だけでなく価格面でも企業努力に期待ですね。

デメリット②:肉の栄養素は得られない

代替肉は味や見た目、食感を本物のお肉に似せたものですが、動物性の栄養素までは再現できません。

興味深いニュースがありましたので紹介します。ベジタリアンは骨折しやすい、というお話です。

肉や魚、乳製品を食べないビーガンは、骨折リスクが4割以上高いことが英国の研究で判明した。また、魚は食べるが肉は食べないペスクタリアンや、肉と魚を食べないが乳製品や卵は食べるベジタリアンも、大腿骨近位部の骨折リスクが高いという。英オックスフォード大学のTammy Tong氏らの研究によるもので、詳細は「BMC Medicine」に11月23日掲載された。

https://diamond.jp/articles/-/256317

記事中ではさらに「未知の因子が骨の健康に影響を及ぼしている可能性もある」とされています。単純にカルシウムやたんぱく質などの栄養素を代替肉以外で摂取しても、この未知の因子が足りず不健康になってしまう可能性があります。

しかしながら、ヴィーガンではない人が、動物性のお肉を食べながら、時々代替肉を食べる程度であれば問題ないでしょう。要は「バランス良く食事するべきである」という基本を守れば良いのです。

デメリット③:畜産業界の減収の可能性あり

代替肉と競合するのが既存の畜産業界です。

お肉の市場は全世界で200兆円と言われていますが、それを奪い合う構図になります。代替肉が安値で流通するようになると、動物性のお肉が売れなくなり、畜産業界は縮小することになるでしょう。

今までは畜産という市場の中で戦っていたものが、代替肉(プラント生産)という全く違うジャンルと戦うのは、とても難しいと思います。未知の敵との戦いほど難しいものはありませんからね。個人的には食肉文化を守るためにも、畜産業界には今から対抗策を考えてもらいたいものです。

一方、個人消費者の観点からすると、競合が増えることは高品質化・低価格化を推し進めることになるので良い面もありますね。

まとめ

代替肉のデメリットを3つ紹介いたしました。

価格が高い
肉の栄養素は得られない
畜産業界は減収の可能性あり

デメリットとは言ってもどれも今後解消されそうなものだと思っています。

地球環境保護の観点からも今度の代替肉の発展に期待しています。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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