マイニング報酬はざっくりと1日で
RTX3080で約245円
RTX2080Tiで約180円
GTX1070で約70円
RX5700XTで約138円
GPUでビットコインをマイニングすると利益はいくらになるの?という疑問にお答えします。
*追記:2021年版作成しました。下記リンクを参照ください。
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【2021年版】GPUマイニングで利益はだせるか?【ビットコイン】
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マイニングとはなにか?

そもそもマイニングとは、仮想通貨(この記事ではビットコインのこと)の計算処理をして報酬をもらうことです。
マイニングを直訳すると「掘る」です。
金を採掘するのと同じようなイメージで「マイニング」と呼ばれています。
実際に掘るわけではなく、演算処理を手伝うだけです。
マイニングにも種類があります。
ソロマイニング:名前の通り一人で演算処理をしますが、報酬をもらえる確率がかなり低いので一般的ではないです。
プールマイニング:いろんな人がマイニングに参加することで、報酬を山分けする仕組みで、マイニングと言えばだいたいコレです。
クラウドマイニング:マイニングする業者にお金を渡して、実際にマイニングして得た利益のいくらかをもらう仕組み(投資のようなもの)で、あまり一般的ではないです。
ゲーミングPCに搭載されるGPUをマイニングに使ってちょっとお小遣いもらおうかな、という場合はプールマイニングになります。
私のPCにもGPUを搭載しておりますので、GPUマイニングしたら1日いくら儲かるのか調べてみました。
ビットコインマイニング報酬
プールマイニングで一番効率が良いとされるNiceHushで、ビットコインマイニングすると1日いくらの報酬がもらえるのか試算しました。
NiceHushはその時最も効率が良い仮想通貨のマイニングをすることができ、報酬はビットコインで支払われます。
どのGPUでどれだけの報酬が得られるか試算できるようになっています。
https://www.nicehash.com/profitability-calculator
代表的なGPUで試算すると以下の通りでした。
RTX3080で約245円
RTX2080Tiで約180円
GTX1070で約70円
RX5700XTで約138円
上記は2020年10月18日時点の計算値で、1ドル105円、1ビットコイン120万円で計算しています。
なお、電気代は引いておりませんので、この報酬額から電気代を差し引いた額が純利益になります。
ちなみに私のPCのグラボはGTX1070なので、1日約70円の報酬になりますが、電気代が70円以上かかるので赤字です。
マイニングで電気代以上の利益をだすにはどうするか

2020年10月時点でビットコインのマイニングで利益を出す方法を考えました。
最新GPUのRTX3080をパワーリミットをかけて50%制限をかけると、システム全体の消費電力が220W程度になります。
ちなみにパワーリミットをかけても演算能力はそれほど落ちません。(GTX1070で経験済み)
数値は下記リンク先から引用しております。
https://ascii.jp/elem/000/004/030/4030738/3/
220Wなら1日の電気代はおよそ142円になります。
電気代の計算は下記リンク先でどうぞ。
最新GPUのRTX3080の報酬額は約245円なので、GPUにパワーリミットかけて消費電力を落とせば1日100円くらいの利益になります。
30日で3000円、1年で36,000円ですね。
RTX3080が10万円以上しますので、GPU代を稼ぐには3年近くかかります。
なかなか利益を出すのは難しそうですね。
まとめ
GPUでビットコインをマイニングしても、電気代が高いので利益を出すのは難しそうです。
ただ最新世代のRTX3080なら、電気代以上の報酬を得られると思います。

ゲームがしたくてRTX3080を買う方もいると思いますが、ゲームしない時はマイニングしてGPU代を少しでも稼ぐというのはありかもしれません。
MSIのAfterBurnerなどのソフトでGPUにパワーリミットをかけて消費電力を落とせば、電気代で赤字なんてことはなく利益を出せると思います。
https://jp.msi.com/page/afterburner
しかしながらGPUの価格が高いので、純粋に儲けたい人にはオススメできません。
もっと低価格で高効率のGPUがでてくればマイニングにチャレンジしてみるのもおもしろかもしれませんが、PCでゲームしない人は手を出さない方が良いです。
以上、ビットコインのGPUマイニングで利益はだせるか?でした。