2020年1月から始めた積立NISAをきっかけに、株式投資に興味が湧きました。
色々とネットで検索していると、どうやら最近熱いらしいということでアメリカ株を始めました。
しかしながら2020年11月始めになって、ふと思うことがあり、所有していたアメリカ株は全部売却、トータルで100ドルほどの利益になりました。
積立NISAはそのまま継続しますが、それ以外の株式投資は一旦リセットし、投資と改めて向き合おうと決意。
今回はその「思うこと」について書きます。
株式投資のメリット・デメリット、目的と手法などについて書きますので、これから株式投資を始める方のご参考になれば幸いです。
アメリカ株について
アメリカ株は過去の傾向から右肩上がりだと言われています。
有名なS&P500の株価チャートは10年という短いスパンで見ても、株価は右肩上がりです。

コロナショックで一時大きく値下げしましたが、その後急回復、2011年と比較すると3倍ほどになっています。
有名な世界的企業はアメリカに多く、これらのことからアメリカ株に投資すると、その利益を享受できると考える投資家が多いです。
では実際にアメリカ株に投資してみて感じたメリット・デメリットを紹介いたします。
メリット①1株単位で購入できる
アメリカ株は1株単位で購入できるため、少額投資が可能です。
例えばアップルの株を買おうとした場合、およそ12,000円で買えます。(1株120ドル/1ドル100円として計算)
アメリカ株とは異なり、日本株は100株単位での購入になります。
よって、例えばソニーの株を買おうとした場合、約92万円(1株9,200円として計算)になります。
日本株の場合、それなりの種銭がないと分散どころか買うことすらできないのが現状です。
この少額投資が可能というのはアメリカ株の大きなメリットと思います。
メリット②世界的企業の株を買える
アメリカには有名な企業が多くあります。
GAFA、マイクロソフト、コカ・コーラなど、だれもが知る企業があります。
このほかにも各分野で突出した企業があり、投資の選択肢が多いことがメリットと思います。
世界的企業はその資金力から今後も安定した収益が見込めると思います。
メリット③配当が年4回ある
日本の企業は配当が年2回が多いですが、アメリカ企業は配当が年4回の場合が一般的です。
また、アメリカ国民の多くが投資に積極的なため、企業は配当金を重視する傾向があります。
いわゆる高配当銘柄ですね。
配当収入を得ることを目的とした場合、年4回あると収入が安定する可能性があります。
また、投資初心者でも容易に配当金を受け取れるので、配当とはどういうものかを感じとれる機会が簡単に得られます。
デメリット①手数料がかかる
アメリカ株の場合、日本の証券会社で購入する場合、たいてい手数料がかかります。
楽天証券なら以下の表のようにおおよそ約定代金の0.495%の手数料がかかります。

楽天証券は下記表のETFは買付手数料が無料です。

経費率の低いVOOやVTIが選択肢になりやすいですね。
ETFは短期売買ではなく長期保有がセオリーなので、買付手数料無料はうれしい。
デメリット②税金がかかる
当然ながら収益には税金がかかります。

配当には日本の税率に加えて、連邦個人所得税の二重課税されることになります。
ただし外国税額控除を適用することでこれは解消されます。
詳しくは下記リンクで確認ください。
デメリット③為替の影響を受ける
為替次第で利益になることも損することもあります。
例えば株で+20%の利益を得てもドルを円に換えるとき-20%になれば意味が無いですよね。
アメリカ株の場合は為替の影響を受けるため、円に戻すタイミングが難しいと思います。
まとめ
メリット・デメリットを書きましたが、やはり問題なのは手数料と税金です。
いくら儲けても結構な額がとられてしまいます。
ある程度まとまった資金がある場合はアメリカ株の配当金重視の投資でも良いと思いますが、私のような少額投資ではメリットが薄くなります。
配当に税金がかかり、配当再投資には手数料がかかりますので、うま味が少ないですね。
やはり年間40万円まで免税される積立NISAをまずは満額投資するのが良いと思います。
積立NISAの満額を超える資金があれば、アメリカ株にも手を出してみるのはアリだと思います。
最後に

以上がアメリカ株を初心者がやってみた感想でした。
私だけでなく、おそらく多くの方が投資資金は多くないと思います。
やはり一般的にオススメされる積立NISAが最適解だと再認識しました。
免税の魅力は圧倒的です。
とはいえ投資は色々とやってみないと分からないことも多いと実感。
今後は積立NISAを主軸に、色々な投資を検討してみるつもりです。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。